【42東京 Piscine】日本初ピシンを終えた!!〜怒涛の一ヶ月〜
話題の42Tokyoに興味のあるみなさん、こんにちは!
日本初のPiscineでもあったPiscine1月に参加した、U(ユウ)です。
カナダの高校卒業後、ギャップイヤーを取っていたせい(おかげ)で、42Tokyoと巡り会い、 プログラミングという言葉のワクワクする響きに吸い寄せられるように42への受験を決定しました。
今日は、Piscineの結果、合格通知をいただくことができたので、Piscineの受験を迷っているみなさんにPiscineの感想と良さを事細かくお伝えしようと思います。
【結論】Piscine、人生最高に充実してた。つら楽しすぎた。
※注意喚起
Piscineのコンテンツの発信は完全に禁止されています。この規約に従って、当Blogでは、Piscineコンテンツに関しましては一切の言及を致しておりません。
Piscineのコンテンツを探している方へ:Piscineでは衝撃的な体験がいくつもありました。その全てが学びであり最高に楽しかったのは、一切情報がなく、その場での対処が必要であったからだと感じています。また、Piscineは情報戦ではありませんでした。これらを踏まえてなお、Piscineのコンテンツを探す行為は、42Tokyoの理念と乖離していますので、そのような方は42Tokyoには向いていないと思います。あなたと周りの人の人生一度きりの経験の価値を、ネタバレで台無しにしないでください : ) お願いします‼︎
でも、Piscineを前に、ワクワクしていろんなことを知りたいと思う気持ち、大変よくわかります。
僕もそうでした!Twitterとかめちゃくちゃ漁ってました。
ですので、そんなみなさんにPiscine前のそわそわの消化方法もお伝えできればと思います!
- ※注意喚起
- 1. Piscine中のステータス
- 2. Piscineへのコミット量
- 3. Piscine中の健康管理(重要度低)
- 4. 僕のPiscine合格の秘訣
- 5. 僕の伝えたいこと
- 6. Piscine前そわそわの消化
1. Piscine中のステータス
まず、僕のPiscineの感想等々を理解していただく為に、僕がどんな状態でPiscineに望んでいたのかということをご紹介します。
- プログラミング完全未経験:MacBook(PC)使用歴2年半。タイピング力は下の上。プログラミングの知識0。
- 無職・無所属:学校に行っていない、かつ働いてもいないフルコミット。(=完全Piscineに没頭できる状態)
- 短めの通学時間:通学時間は片道35~40分ほど。(他の参加者と比べるとかなり近かった模様)
- 家族の支援:食事を作ってもらったり、洗濯をしてもらったりしていた。
正直、自分の環境は、偶然にも大変恵まれていたと思います。
ただし、Piscineには、それだけ色々なものを賭ける価値がありますので、環境を改善できる人は、その努力をして損はないと思います。
2. Piscineへのコミット量
ではそんな環境の中で、実際どれだけ自分がPiscineに打ち込んだのかということをまとめます。
- 時間:1日平均12.5時間(朝8時半ごろから夜9時ごろまで)週平均で80時間強、Piscine全日を通して312時間ほどでした。※未成年のため22時完全退館が義務付けられていました。(未成年は朝は6時から入館可能)
- 家での稼働:ほぼ0、家で課題に取り組んだのは、締め切りが迫っていたグループワークの時の一度きりでした。
- 通学時間:課題に必要なコンセプト等の勉強(YouTube、Google等)/リラックス
- 夢:どうでもいい話ですがコードを書く夢や、課題について考える夢など42Tokyoの人たちが出てくる夢ばかり見るようになりました。。
つまり僕が何が言いたいかというと、それだけPiscineとコードを書くことが脳内の大半を占めていたということです!
ただこれは、努力ではなく、Piscineが楽しすぎて自然と起こる現象だと思います。
コミット時間に関しては、参加者平均が毎日5〜8時間、週平均35〜56時間と公式が公表しています。(42Tokyo: FAQ・お問い合わせ)
やはりコミット時間が少ない社会人の方は合格しにくかったのでは、と思われます。
3. Piscine中の健康管理(重要度低)
健康第一!は普段から気をつけることですが、Piscine中はこの言葉の重要さが本当に身にしみて感じられました。
Piscinerのオススメの健康管理をご紹介します
- マスクをする
- 手の消毒をする
- 冷えに気をつける
- 寝る!!(家で!)
- 栄養をとる
- 水分を取る
反して僕の健康管理はかなりずさんでしたが、唯一気をつけていたことは、目に疲れを溜めないようにしていたことです。
- 早寝早起き&&十分な7時間半睡眠(22:30就寝、6:00起床)
- 風呂に入る(リラックスする)
- ホットアイマスク(通学中)
- 目薬携帯(ドライアイなので)
ちなみにPiscine前には、少なくとも週一回はジムに行こうと決意していたのですが、結局ジムに行けたのは一度きりでした。。。(ログイン時間にこだわりすぎた)
しかも、その一回は朝起きたら肩が凝りすぎてPCに向かうのを断念したからという…(笑)
どうでもいいですが、この肩こりはのちに僕の椅子の座り方が悪いせいだと判明しました。42Tokyoの椅子は(座ればわかりますが)大変すばらしいので、その巧みな構造が生かされるようにみなさんは椅子にくれぐれも深く腰掛けるようにしましょう(?)
4. 僕のPiscine合格の秘訣
怒涛の1ヶ月のPiscineを経て、ありがたいことに合格をいただけました。
僕のPiscine合格の秘訣はズバリ
依存すること
でした。
え??
僕がPiscineを泳ぎきることができたのは、周りの人に依存したから、だと思っています。
依存というと悪い印象ですが、適度に依存することって大変難しくて重要だと僕は思います。
要は、頼るってことですね。
参考文献:
なぜ依存するべきか 〜僕の苦労話〜
3年前、留学して英語が全然わからずに苦労した時に、僕の一番の問題は依存できないことだった。
わからないのに、いつもわかったふりをして相槌を打って、「わからないから説明してほしい」の一言が全く言えなかった。
僕にはネイティブのバディーが2人もいて、彼らが自分がわからない時に説明できるように、交互に隣に座っていてくれていたのにも関わらず、だ。
質問することで、バカにされるかもしれない、頭が悪いと思われるかもしれないという恐怖があって、30の質問があった時に、一番さし当りのない質問を1回することで精一杯だった。
だから英語の上達にはかなり時間がかかったし、精神的にも辛い時期があった。
でも、実際には、質問したからといって誰も自分のことを見下したりしなかった。
むしろ、喜んで教えてくれたし、それで僕が理解できた時は、自分のことのように喜んでくれた。
それに気づいて、結局自分を一番見下していた人は、周りの人ではなくプライドの高い自分自身だということを理解した時に、やっと「わからないから教えて欲しい」と言えるようになった。
〜〜〜
だから、質問できるということは強さだと思います。
わからないということを認めて、「教えてください」と謙虚な姿勢をとることができると、今までの何倍ものスピードで成長できます。
なぜ質問ばかりしていたか
僕はPiscine中、わからなかったら、すぐに席を立って他の人に質問しに行くようにしていました。
それはなぜか、
- 教えてもらうことは、42Tokyoで推奨されている!(ピアラーニング=教えあい)
- わからないままMacとにらめっこしていても、いつかはわかるかもしれないけれど、大量の時間を無駄にする(そしてPiscineでは時間が命)
- Piscine中は、常にわからないことに直面していて、考え続けると精神衛生上良くない(わからなくて当たり前なのに、血迷ってわからない自分が情けなくなってきたりする)
- いろんな人に質問すると、知り合い(あわよくば友達)が増えて心の健康に良い
- いろんな人に質問すると、話しかけやすいと誤解され、いつしか逆に質問されるようになる(友達チャンス)
- 向上心アピール(?)
- 秒速で問題が解決する!
これはもう確実に質問した方がお得。
そして、僕の印象では、質問をしていた人ほど合格しています。
質問するときに注意したこと
ただ、質問するといっても、全部人に聞けばいいわけではないのは自明ですよね。
僕ができるだけ気をつけていたことは、
- 同じ人に質問し続けない(その人の時間を過度に奪うのを避ける)
- 自分と進度の近い、少し進んでいるくらいの人に聞く(小学6年生には足し算について聞かない、小学3年生に質問する)
- 調べてわかることは聞かない、まずGoogle先生と対話する
- 答えを聞かない!
- 備忘録を取る(メモる)
- 挨拶、お礼!!!(たまに忘れました... orz )
言うて当たり前のことですが。。。
何について質問していたか
どんなことを質問していたのか、ということですが、僕の質問には3つのカテゴリーがありました。
- (かなりわかっている時)自分の解法を見てもらう
- (ちょっとわかっている時)考え方について聞く
- (全くわからない時)何について調べればいいか聞く
1つの疑問に対しても、何人もの人に(同じ)質問をしていました。
一回説明していただいただけだとわからないことが多かったからです。。。
でもそのおかげで、スピード感を持って課題に取り組めたように思います。
5. 僕の伝えたいこと
色々と書きましたが、結局はPiscineは楽しんだ者勝ちだと思います。
合否に関わらず、Piscineを42Tokyoで受験できるのは一生に一度きりです。
しかも、そのPiscineに集まる人は、個性あふれる面白い人ばかりです。
だから、楽しんでください。
Piscineが苦しくなってきたら、周りの人と話してください。楽しい世界に引き戻してもらってください。
And most importantly...
DON'T PANIC!
6. Piscine前そわそわの消化
銀河ヒッチハイク・ガイドという本はご存知ですか?
この本が、42Tokyoの ”42” の由来(元ネタ)だそうです。
WHAT DOES 42 MEAN?
42は「生命、宇宙、そしてすべての究極の問題」に対する答えであり、ダグラス・アダムズの1979年の小説「ギャラクシーへのヒッチハイカーのガイド」のジョークです。(Google翻訳)
僕はPiscineの合格発表が待ちきれずに、かつPiscineロスすぎてこの本を読みました。
変な本。。。面白いけど!!
この本を読むと、42Tokyoに散りばめられたネタ要素がわかっておもしろい(かもしれません)。
時間のある方にはオススメです。第5編まであります。
ちなみに僕はこの本を飛行機で読んでいたら、隣の席のイギリス人老夫婦から、「銀河ヒッチハイクガイドでしょ!」と話しかけられました。日本語版だったのですが、表紙でわかったと仰っていました。話のネタにもなってお得です。
僕の結論としては、Piscineは自分の人生の中で、5本指に入る充実した時間でした。
ですので、受験を少しでも迷っている方には是非挑戦してほしいと思います。
この記事で、42TokyoのPiscineの良さが少しでも伝われば幸いです。
そしてPiscineをこれから受ける方、頑張ってください!
4月から入学後も、実際入学してみてどうだったのかということをみなさんにも共有していけたらと思っています。(退学にならないように頑張ります)
最後に、この記事を読んで42Tokyoの面白さについて感じていただけたら、ぜひ周りの興味がありそうな人に42Tokyoについて伝えてください!
教育の平等性は情報が広まってこそ実現されるので!ぜひ情報共有をお願いします。
それでは今回はここまでです!
ありがとうございました。
【42東京を詳しく】プロには不向きって本当⁉︎ 受験前に絶対知っておくべきこと
42東京に興味があり、すでにWebサイトを見たり、Youtubeでコンセプトムービーを見たりして情報収集をされている方々、こんにちは。
カナダの高校を卒業し、現在ギャップイヤー中、そして来たる2020年の1月に42東京の1ヶ月に及ぶ2次選考試験Piscine(ピシン)の受験が決定している、まいたけことU(ユウ)、です。
僕は先日12月4日の42東京で開かれた説明会に参加してきました!
そこで、もう42東京のことはそれなりにリサーチ済みで、新しくもっと詳しい情報が欲しいという方のために、記事を書いています!
説明会に参加して色々と質問をしたからこそわかった、『42東京はどんな人に向いている学校なのか』、言い換えるとどんな人間が欲しいのかについてまとめていきます。
この部分は、Piscine対策とも繋がってきます!
この記事の中では、
- 他の42校の情報に惑わされない、42東京だけに関する情報
- 誤解されがちな、42東京の真のねらい
について書いていきます。
それを通して、42東京はどんな人に向いている機関なのかということを明確にしていきます!
一段階深い理解を。42東京の仕組みについて!
まず、42東京の詳しい仕組みについてお伝えします。
どこにでも書いてあるような基本的なことについては言及していないので、まず42がどんな学校かわからない、という方は始めにWebサイトをチェックしてください!!
42東京、設立時点の設備
現在は、42東京のある六本木グランドタワーの24階には、iMacが309台設置されています。
これは、42東京の最大の生徒の定員数が309人であるということでもあります。
42東京のディレクターの長谷川さんによると、規模の拡大(iMacの増設、スペースの拡大)は、確実に視野に入っているそうですが、資金次第といったところとなるということです。
いつ、設備を拡張することができるかは未定ということでした。
スポンサーの増加は確実にその後押しとなると推測できるので、全員で、42東京の知名度を上げて、もっと多くの人が42東京で学べる環境を作りたいですね。
僕たちでもどんどん盛り上げていきましょう!
ちなみに、現在は六本木グランドタワーにある42東京ですが、長谷川さんによると、将来的には状況の変化によっては移転もありうるとのことでした。
場所に縛られないフレキシブルな考え方に驚きました!
カリキュラムの仕組み
エンジニアのLife Style
42東京のカリキュラムは、ヒントのない具体的な課題に対し、生徒同士が協力しあって取り組む『問題解決型学習』です。
この学習が、生徒同士で教えあうピアラーニングという形で、課題を他の生徒によってReviewしてもらうコードレビューなどを行うことで鍛えられていきます。
これを長谷川さんは、
エンジニアのLife Styleそのものだ
と形容されていました。
先生がいて、ヒントや教科書が用意されているのは学校だけです。
実際に社会に出たら、答えのない課題に取り組んでいくわけですから、自分と仲間、検索エンジンを駆使して問題を自力で解決していく力が求められます。
従来の学校では、生徒は卒業後にエンジニアになるために学びます。
しかし、42東京で学習するということは、DAY1から、習熟度に関わらず全員がエンジニアとしてスタートする、ということだと言えるということでしょう。
入学した瞬間にエンジニアなんて、プログラミング未経験者の僕は最高にワクワクします!
カリキュラムの詳細と期間
42東京のカリキュラムでは、上のような二重の円になっている図をよく見かけると思います。
これは、中心からスタートして、だんだんと自分の興味のある分野を選択して専門性を高めていくことができるという仕組みです。
このカリキュラムは、大まかにいうと一重目(中心)の円が基礎的なスキルで、二重目(外側)の円は専門的なスキルとなっています。
42東京には、C言語を使うという縛りがあることはご存知だと思いますが、これは、主に内側の円での基礎的な学びの部分に当てはまります。
これが外側の円の専門的な学びになっていくと、C言語に限らず、特定の言語を使う選択ができるようになっていきます。
42東京には卒業という概念がないので、自分の目標点や納得のいくレベルを達成したら学習は完了です。(段階がlevel.0からlevel.21まであります)
それにより、生徒の在学期間は様々でが、42東京のカリキュラムから価値のある学びを得るには、少なくとも内側の円(level.7程度)はコンプリートする必要があるだろうとのことでした。
それには、人によって半年か1年ほどかかり、外側の円まで到達する(level.21)までは2年かそれ以上かかると考えられます。
少なくても半年から1年間のコミット、そして平均的に1年から1年半ほどの学習が想定されています。
ただし、42東京のカリキュラムには終わりがなく、最終レベルに到達しても、自分で問題を作ることができます。これが卒業という概念のない理由です。
ただし在籍できる最大年数は設けるそうです。
まとめると
- 42東京のカリキュラムは基礎的な学びから枝分かれしていき、専門的な学びまで の22レベル(0〜21)がある
- 自分の納得のいく目標点の設定が必要
- 42東京での学習期間は半年から2年以上と幅広いが、多くの人が1年から1年半で終了する
ということです!!
42東京は一体何を目指しているのか?
『完全無料型コーディングスクール』などの謳い文句で有名な42東京ですが、ではその真の目的は一体どこにあるのか、説明していきます。
ここで、勝手に長谷川さんのツイートを引用します。
ついに、#42tokyo ローンチすることができました🔥
— 長谷川文二郎 | 42Tokyo (@bunjirohase) November 13, 2019
24時間解放されていて、好きなだけコードが書ける環境を用意しました
なめらかに社会に接続していく養成機関作っていくのでよろしくお願いします🤲 https://t.co/vrzpAjghM8
ひょーワクワクしますね!!
学び方を学ぶー学習の再現性
42東京はコーディングスクールではありますが、その重視するところは、それらの学習の再現性にあります。
先生のいない42東京で学ぶことで、自分なりの学習方法が身につきます。
42のフランス校に在籍していた長谷川さんは、物事の検索能力が非常に高くなるとおっしゃっていました。
調べることは、どの分野においても基本ですので、42東京で学ぶことで、汎用性の高い学習スキルが得られると言ってよいでしょう。
また、C言語を学んでいく過程で、自分で言語を習得する力も身につきます。
将来的に、違う言語が必要となった時に、言語の学習法をマスターしていれば、自分だけで0から新しい言語を学んでいくことができます。
どんどん進化していく時代の流れの中で、求められている力は、時代の進化とともに自分で学んでいく力です。
ですから、42東京での学びは、42東京を離れてからもずっと生かされる、変化する時代についていく力となっているのです。
目標点ではない経由地点
42東京は、生徒の入学と終了ではなく、生徒一人一人のその先の社会での活躍を目標としています。
これを可能にするために、42東京では、社会で必要な力を学ぶことができます。
これが、コミュニケーション能力であったり、リサーチ能力、そして何よりも自己学習能力であると言えるでしょう。
これらを身につけている人は、プログラミングの世界に関わらず、どの業界でも、0から上り詰めて、自分のキャリアや趣味を極めることができます。
実際に社会に出た時と同じようなプロジェクトを行うことで、社会に出ても社会に対応するスキルを持ち合わせており、よりスムーズに活躍することができます。
満足度100%を目指してー就職率などにこだわらない
パリ校などは、就職率が非常に高いということでも有名ですが、42東京は、就職率などに関わらず、生徒が自分の目指す道を実現できるようなサポートを目標としています。
目標が就職であればその実現を、 目標がスタートアップであればその実現を可能にするような目標を実現できる学びの提供を求めて進化し続けます。
例えば、就職に関しては、就職先のあっせんはありませんが、代わりに企業を呼んだイベントを開催するなどとして、生徒の自分でネットワーク構築の可能性を広げます。
他にも、生徒側からの希望やフィードバックによって、必要なサポートやカリキュラムを取り入れていく予定だそうです。
この点に関しても大変フレキシブルですね!
42東京はどんな人に向いている?
42東京は『完全経歴不問』を謳うだけあって、本当に誰でも挑戦できます。
僕も、プログラミングに関しては全くの初心者で、右も左もわかりません。
ただ、長谷川さんのお話を聞いていて、42で学ぶ人の特徴として、ある共通点を感じたのでまとめました。
オタク系:プログラミングが本当に好き
42東京の2次選考でもあるPiscine(ピシン)でもそうですが、42東京で学ぶということは、その一定期間、自分の人生の時間のほとんどをコーディングに割く覚悟があるということです。
42東京での学びは、かなりの時間的コミットメントも必要となってきます。
24時間365日いつでも来ていいという42東京ですが、それは、時間のある時に来ればいいということではなく、いつまででもいていいという意味なのです。
42東京を片手間に週2〜3回来ればいいトレーニングジムのように捉えているとそれは大きな間違いで、42東京はあくまでもメインの学校(認可こそされていないものの)、しかも単位を沢山とらなくてはいけない難関大学のような立ち位置なのです。
これを裏付けするのが42東京の除籍システム、”ブラックホール”です。
【42用語】
— 42 Tokyo (@42_tokyo) December 4, 2019
“ブラックホール“
-限られた期間内に一定のプロジェクトを終えられなかった生徒を退学にするシステム😱#42tokyo
要するに、42東京に入学するならば、42東京に全力で取り組む必要があるということです。
42東京のカリキュラムは、かなり難しいと考えられるので、それを続けていくことができるのは、プログラミングが心から好きで、24時間コードについて考えられるような、そんな言わばオタク系の人材だと言えるでしょう。
ただし、自分がそこまでプログラミングが好きかどうかはわからない、という人でも大丈夫です。
今42東京について考えながらワクワクしているのであれば、そのままPiscineを受けてみればいいのです!
Piscineほどプログラミングに没頭してみて、嫌気がさすようであれば向いていないし合格することもないでしょう。
逆に、ストレスだったり、疲れ果てたりしながらも、コードを書く面白さを常に感じているようであれば、あなたはプログラミングに向いているかもしれないし、42東京にも向いている(=合格する)かもしれません。
コミュ力:人と関わるのが苦でない
42東京が最も重視しているカリキュラムの特性が”Peer 2 Peer” (Peer to peer)です。
これは、『仲間から仲間へ』という意味で、生徒同士で教えあうピアラーニングの仕組みのことです。
42東京での関係は、教える・教えられるの関係なので、コミュニケーションが嫌いな人には完全に向いていないと言えるでしょう。
ただ、コミュニケーションが得意でなくても、自分から積極的に話しかけたり、関わりを持とうという努力ができれば大丈夫なのではないか、と僕は思っています。
人間性:謙虚な学び合う姿勢
長谷川さんがチラッと言及されたことに、42パリ校の生徒の人間性の高さがありました。
ピアラーニングの教えあう環境だからこそ、謙虚な性格の人が42での学びに向いていると言えるでしょう。
お互いに教えあう環境で、自分のペアが全然わかっていないのに高圧的だったり、経験者でレベルが高くても奢っているような人だったらどう思うでしょうか。
あまり気分良くありませんね…
逆にレベルが高いのに丁寧に教えてくれたり、初心者でも素直に学べる人とペアになれば、自分もさらに成長できますね。
Piscineに合格するにも、仲間内からの評価も関係してきそうですので、そういったことを総合的に考えても、人間として尊敬できる人であるということは、習熟度に関係なく重要なファクターになるでしょう。
【42用語】
— 42 Tokyo (@42_tokyo) December 4, 2019
“メガトロン”
-一緒に学校に入学したいPiscine生を投票するシステム
🌞#42tokyo
まとめ
1週間で、ピシンの待機待ちも30人ほど繰り上がることがあった(=30人ほど受験を見送った)ということですので、迷っている人が多いようにも感じます。
リリース直後の一期生ですし、当然ですよね。
「自分は42東京に挑戦するべきだろうか?」と考えた時のために、42東京への向き不向きの基準を僕なりにまとめました。
42東京に向いていない人
- すでにエンジニアで、自分のキャリアを自分なりに磨いている人(→学び方をすでに知っている)
- プログラミングを義務のように考えている人(→42の盛りだくさんなカリキュラムが楽しめない)
- 忍耐力がない人(→わからない人に教える時間を無駄と感じてしまう)
- すでに忙しくて、これからも忙しい人(→42の一番の良さであるピアラーニングを活かす暇がない)
- コミュニケーションが嫌いな人(→ピアラーニングが苦痛)
42東京に向いている人
- born to code(コードを書くために生まれて来た)と聞いて”自分のことかも!”と思う(→42東京のカリキュラムを楽しめる)
- エンジニアとしての自分の成長に行き詰まりを感じている人(→42で新たな視点・人脈・知識・自信を得る)
- 今の職業が自分に合っていないと感じている人(→新しいことにチャレンジしてより良い人生を送る)
- 暇な人、自分を42東京にかけることができる人(→入学後も全力投球で42で有意義な学びが得られる)
- 人と話すことが得意な人(→42東京の生徒たちのコミュニケーションの潤滑油になれる)
- 好奇心旺盛な人(→難しい問題に対して粘り強く取り組める)
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
長くなりましたが、42東京について考えた時に少しでも心が動くようであれば、挑戦する価値があると僕は思います。
現在は、2次試験のPiscineの枠は全枠埋まってしまっており、次回のPiscineはこのまま行けば1年後(または半年後)になります(おそらく)。
徐々に情報も多くなってくると思いますし、僕自身も、Piscineの感想なども含め、アップデートしていこうと思っています。
ちなみに僕のPiscineの結果がこちらです ↓ 実際にPiscineを受けた感想、また合格の秘訣等について言及しています!
これからもわかりやすくをモットーに記事を書いていくので、ぜひまた来てください!
ありがとうございました!!
【42東京】内容は?難易度は?オンラインテストを受けてみた。
プログラミング、そして42 Tokyoに興味のあるみなさん、こんにちは。
カナダの高校を卒業して、現在ギャップイヤーを取っている、まいたけ、です。
ついに、ずっと気になっていた42 Tokyoのオンラインテストに挑戦しました!
42東京は、ついに日本に上陸した、フランス、パリ発の完全無償のプログラミングスクールです。
時代の最先端で面白いので、ぜひ知らない方はWebサイトを見てみてください↓
今日は、僕がそんな42東京の、いわば第一次選考であるオンラインテストを受けてみて、その内容や感想についてお伝えしようと思います。
結果が出るのは48時間後なので、受かったかもしれないし、落ちたかもしれません。
受かっても、第2次選考のPiscine(ピシン)には定員があるので、進めるかどうかはまだわかりません!
ケ・セラ・セラ
P.S. 一次試験合格をいただきました!
1月のPiscineに参加します。ちなみに僕は試験を11/30の23:30に終えたのですが、試験結果の通知メールは、40時間半後の12/2の16:00に届きました。
ちなみに僕のPiscineの結果はこちら ↓ 僕の考える合格の秘訣にも言及しています!
僕とオンラインテストについて
1. 僕のスペック
僕が、オンラインテストを受ける前に疑問に思っていたことは、
- 一体どんな人が合格しているんだろう?
- プログラミングの経験は不要と書かれているけど、本当なのかな?
という2点でした。
なので、まず、僕の数少ない特徴を42東京に関係あることとないことに分けて書き記します。
a. 42東京に関係ありそうなこと
- プログラミングの経験0(むしろマイナス)
- パズルが好き(だからと言ってパズルをよくやるわけでもない)
- 理論派
- 数学が好き
- 集中力レベルは中の上
b. 42東京に関係なさそうなこと
- 2年間カナダに留学していた
- 元文系(半年のみ)
2. オンラインテストの内容
これは、公開したらよくないのかな?と思っていたのですが、
という2点を考慮した上で、一応掲載しておきます。
だた、僕は事前練習はお勧めしません。(←じゃあなんで掲載するの笑)
無駄に先入観があると、かえって純粋な思考が妨げられてしまうような気がするからです。
面白い話も、初めて聞いたときは爆笑して床を転げ回っても、2回目になると、さほど面白くないというような原理と同じです。
真っ白なキャンバスに描く時の方が、すでに色が塗りたくられたキャンバスに描くときよりもアイディアが浮かびそうな原理とも同じです。
要するに初見であることが有利な場合もあるということです。
それを踏まえた上で、
- 興味のない方は次の項目まで高速スクロールして飛んでください
- 興味のある方はそのままゆっくりスクロール↓
ロジックゲーム:Robozzle like - 42 こちらの42公式サイトで練習できます。(僕は事前練習はしませんでした)
メモリー:限界記憶Lv99 これに近いですね。ただ、これは公式ではありません。
どちらも、1つの問題をクリアするごとにLevelが1から順に上がっていきます。
詳しい説明はTwitterの#42Tokyoで検索すると、ブログなどで書かれている方がいらっしゃると思います。
3. オンラインテストの狙い
なぜ、第2次選考のPiscine(ピシン)の前に、このオンラインテストがあるのでしょうか。
答えは明確ですね。
おそらくPiscineがめちゃくちゃ難しい試験だから、でしょう。
1ヶ月も続く選考試験なんて、僕は今まで聞いたことがありませんでした。
そして、それだけ大変な試験であるからこそ、そこで耐えられるような人にPiscineに来てもらう必要がある、ということです。
この第一次選考のオンラインテストを、小手先でごまかして通過できても、待ち受けるPiscineにはどうやってもごまかしが効きません。
参加資格が『泳げること』である、海底の絶景が見られるダイビングのツアーを想像してください。
そこに、泳げないけれどどうしても参加したくて、浮き輪を使って泳げるふりをして参加した人がいたとしたら、一大事です。
その人は、溺れてしまい、絶景を見るどころではありません。
その場しのぎの嘘をついても、後で大変な思いをするのは、結局自分です。
フェアプレーの精神は他の誰のためでもなく、自分のために必要なのです。
ここからは、役に立ちそうな僕の感想を書きたいと思います!
受けてみたからこそわかったこと
感想1:めちゃくちゃ面白かった!
やり終えてまず一番に感じたことは、達成感でもなく、力不足の痛感でもなく、ただ『めちゃくちゃ面白かった!!』ということでした。
オンラインテスト、と僕はこの記事の中で呼んでいますが、42 Tokyoは、あくまでも『ゲーム』と名付けていますからね。
ゲームというだけあって、本当にパズルゲーム感覚で、夢中になって取り組んでしまいました。
これは、合否などを抜きにして、純粋に挑戦してよかったと思う理由の一つです。
感想2:途中でやめちゃおうかと思った
ただし、このオンラインテストは、開始と同時になんの説明もなく始まります。
画面を見た僕が思ったことは、「え?これは何をすれば正解?」
ここから悩むこと約15分ほど、ただただランダムにいろんな操作をしてみて、やっと仕組みがわかって次に進むことができました。
ここでさらに立ちはだかる壁、新たに20分ほど悩んで、もうクリアできないのではないかと絶望しかけました。
もうわからないしやめちゃおうかな。。
と弱い自分が出てきたところで、そんな自分を張り手で見事KO。
粘ったからこそ、正解に気づくことができました。
みなさんにも『とにかく粘れ』とお伝えしたいですね。
知恵の輪を攻略する時の感覚と似ているように感じました。
わからなすぎて投げ出しそうになって、それを乗り越えて初めてクリアできる。
何せ2時間もあるので、時間は十分にある!と思って安心して、粘り強く、焦らず考えぬきましょう。
おすすめ1:自分が最も集中できる環境を作る
僕は、テストの序盤は、画面の前に硬くなって座っていたのですが、だんだんと自分の創造性に限界を感じたので、自分との対話を始めました。
まいたけは集中するときにぶつぶつ独り言を言うタイプです…
僕:「えー、これはこーだからぁー、いや、待てよこっちの方が…あーそうか!いや、違うぞ…」
僕2:「待て待て待て、一回落ち着こう、まず一旦考え直そう!」
こんな感じでしたね…気持ち悪いとか言わないでください…
これは、周りに人がいると非常に恥ずかしいので、僕は家族の寝静まった夜中のリビングでテストをしたことは大正解だったと感じています。
自分らしく、というか自分が最もリラックスした状態になれる環境を作っておくことで、自分の最大限の力を発揮できます。
おすすめ2:気分転換を用意する
僕は、行き詰まった時のために、ガムを用意していました。
これは、僕はガムを噛む習慣があるからですが、飴を舐めるなり、チョコレートを口に入れるなり、音楽をかけるなり、自分に適したものを選ぶと良いと思います。
この方法には2つの利点があります。
- 気分転換になって、ドツボにはまっている状態を抜け出しやすい
- もともと行き詰ることを想定しているので、行き詰まっても焦らない
僕は、開始10分ぐらいでガムを噛む羽目になりましたが(笑)、そのおかげで最後まで冷静に考え続けられたと思います。
おすすめ3:すぐに取り掛かる
僕は、42東京に応募したい!と思ってから、実際にオンラインテストをするまでにかなりの時間がありました。
まだ準備できてないし、と後回しにしてしまっていました。
(準備なんて何もないのに!)
後1ヶ月先に受けたって、そこで何も変わらないんです。
今受けるのと全く同じです。
なので、まだ迷っている方は、すぐにでもオンラインテストに挑戦してください。
結果が早く出てしまえば、気持ち的にも早めに次のステップに進めるので、僕のように尻込みしていても何も良いことはありませんよ!
物事は全てタイミングが命ですので、『やってみようかな』と思ったその気持ちを逃さずに、すぐに行動に移すことをお勧めします。
え?僕が言っても説得力がない?…(泣)
今回は、今話題のプログラミングスクール、42東京の第一次選考、オンラインテストについてお伝えしました!
この記事が何かご参考や、後押しになればいいなと思っております。
これからも、新しい情報をどんどん発信していこうと思いますので、また来てくださいね!
Webサイトより詳しいカリキュラムや入学後の情報が知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!
それでは今回はここでおしまい!どうもありがとうございました!
【WHY留学?】なぜ僕が超必死になって真剣に留学を進めるのか
留学に0.1%でも興味のある小学生から大学生まで、そして保護者の皆様、こんにちは。
17歳(高校2年の夏)からカナダのピアソンカレッジUWCという高校に2年間留学し、今は卒業して日本に帰国した、まいたけです。
今日は僕が皆さんに「留学に行け!!」と叫びたいのはなぜなのか、お伝えしたいと思います。
僕がヒステリックとかそういう話ではありません(笑)
僕は留学をして、本当に人生が変わったと思っています。皆さんにも、留学することで、同じかそれ以上の体験が待っているはずなんです。
※今回の記事でいう留学とは、短期留学よりも、長期留学の方を指すことが多いです。3ヶ月から半年以上の留学をイメージしてください。
僕の留学とそのきっかけ
まず、皆さんに、僕がなぜ留学を決意するに至ったのかという話と、僕はどんな留学をしたのかという話をしたいというところですが、あまり記事を長くしたくないのと話が重複しているのとで、割愛します(笑)
興味のある方はこちら↓の記事を読んでください。
(僕の通っていた学校についてメインに書いてあります!)
留学するということの自分への影響
人間は環境に大きく影響される生き物です。(どの生き物もそうかもしれませんが)
どこに身を置いて、どんな人と関わるかで、自分の考えや将来の展望が大きく変わります。
では、今の自分をちょっと宇宙から眺めてみてください。
…
見えないので少し近寄りましょう。
…
日本列島が見えてきました。(日本在住の方のみ)
…
自分の住んでいる都道府県が見えてきました。
…
自分のすんでいる市区町村が見えてきました。
このくらいでストップしましょう。
さて、あなたはどんな人たちに囲まれていますか?
家族、友人、先生、いろんな人が見えてきました。今自分のいる輪というのがこの範囲ですね。
これを例えば、自分をスーッとドラッグ(drag)して、インドまで持って行ってみましょう。
はい、これで今あなたは全く違う環境で、全く違う人たちに囲まれています。
何が見えてきましたか?
ご想像いただけたでしょうか。あなたが今身を置いている環境は地球上の一つの小さな池に過ぎません。
井の中の蛙大海を知らずといいますが、少なくとも、留学することで僕達は、まったく違った池に行くことができるのです。
1. 完全に新しい環境
日本を離れる
僕は、日本で育つ中で身につけた常識や当たり前の感覚が、大変独特だと感じています。
日本人らしさを作る大切な感覚もありましたが、全てが全て自分の成長に貢献していたわけではないということを、留学して初めて実感したのです。
例えば、日本人特有の技、”超遠慮”。このスキルを使った時は、ほぼ100%損することしかありませんでした(苦笑)
日本人としての自分
日本を離れる、ということは、日本人としての自分を世界的な感覚から評価するチャンスがあるということです。
普段、「どこ出身ですか?」と聞かれたら、都道府県ないしは市区町村の名前を答えることが多いのではないかと思います。
その答えが、「日本出身です。」となった時に、僕は初めて日本人としての自分を意識することができました。
日本の常識に疑問を呈す
日本で常識となっている考え方には、すでに一部、時代遅れのものも増えてきています。
例えば、”高校時代は、大学進学を目指す人たちは大学受験が目標となって、そのためにとにかく大量の暗記などの勉強をしなければならない”。
これはめちゃくちゃ一般論ですが、僕は非常に疑問を感じています。
新しい形の教育は、今ものすごく増えています。
それでなくても、海外の大学であれば、大学まで実際に出向いて受ける筆記のしかも知識を問う試験は、ほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
こう言った古来の常識に、反対するまででなくとも、疑問を感じたり自分なりの意見を持ったりすることができることが、これからの国際社会で自分の人生を楽しむには必要となってくるでしょう。
留学をして日本を離れる、ということは、日本の考えに染まった自分(良くも悪くも)を客観的に見て、そこから変わる変わらないの選択ができるようになる、ということでもあるのです。
2. まったく新しい人に出会う
自分の将来像はどんなものでしょう?
自分のなりたい自分。
”⚪︎⚪︎さんのようになりたい”という具体的な目標像がなくても、自分の将来像は、細かく分析していくと自分の知っている人の集合体でしかないことがあります。
例えば、小さい子はよく「運転手さんになりたい!」とか「お花屋さんになりたい!」と言っているイメージがありますよね。
これは、運転手や花屋という職業が身近にあるからで、「大手企業の経営コンサルタントになりたい!」と言う幼稚園生が少ないのは、経営コンサルタントという職業がその子の想像範囲に存在していないからです。
これは、結局成長してからも同じで、世界にどんなことをしている人がいるのかということを知れば知るほど自分の選択肢は無限大に広がっていきます。
例えば、僕は、職業に就きたいとは思っていません。
これは、いろんな職業の人に会っていくうちに(世界の職業の1%も知らないと思いますが笑)、職業探しは、自分を最も近い形の型に当てはめていくだけで、限りなく近い型が見つかったとしても、それよりも自分に完全にあった型を作った方が良いと思えたからです。
つまり、靴屋で最も自分に合った靴を探すのか、もう初めからオーダーメイドで作ってしまうのかの違いです。
この考えにたどり着いたのも、留学を通じて、今まで出会うことのなかったいろんな人の生き方を見ることができたからです。
自分なりの答えを探すのには、自分にとって全く新しい人たちに出会うことが一番手っ取り早いです。
僕は、これを簡単に可能にするのが留学だと考えています。
3. 斬新な経験をする
留学することは、日本にいるのとは全く違った経験をすることでもあります。
いろんな経験が人を深くするとよくいいますが、それは本当で、僕も、留学してから2D(平面)から3D(立体)になったような気がしています。
これは実際に行ってみるまではわかりません。
自分の経験は、他の誰とも同じではない唯一無二のもので、他の誰でもない自分に大きな変化のチャンスを与えてくれます。
僕が、留学してどんな経験を得ることができたのか、そしてそれが自分をどう変えていったのか、ということについては、また別の記事にしたいと思います。
ここまでに話した3つの要素、完全に新しい環境に身を置く、全く新しい人に出会う、斬新な経験をする、ということが僕が留学を進める理由です。
もちろん、留学だけが正解ではありません。
違う形でも、この3点が満たされた時に、自分の大変貌が見込めると言えるでしょう。
全く新しい環境、人との出会い、経験の3つが得られるように、自分の人生をデザインすることで、僕たちは今までの何十倍も人として成長することができます。
あなたは今のままの自分がいいですか?
それとも、変わりたいですか?
僕は変わり続けたい。尊敬している人に追いつくために、後輩に抜かされないために。最高速度で成長したいから。
今回はこれで終わります。
ありがとうございました!!
【Gap Yearとは】欧米では当たり前?人生を豊かにするギャップイヤーについて
高校生、大学生、そして全保護者の皆様、こんにちは。
カナダのピアソンカレッジUWCという高校を卒業して、日本でギャップイヤーを満喫しております、まいたけです。
ん?ギャップイヤーってなんぞや?
と思った方も思わなかった方も、今日は僕がエンジョイしているギャップイヤーについて、その重要性と過ごし方までお伝えしていこうと思います!
ギャップイヤーって何?
ギャップイヤーとは、学生が、すぐに進学や進級する代わりに、1年間の期間を自主的に設けて、それを自分の好きなように使うことです。
例えば、僕は今、高校卒業後、大学進学前に1年間のギャップイヤーをとりました。
他にも、大学生活中にギャップイヤーを取る人もいれば、大学を卒業してから就職するまたは働き出す前にギャップイヤーを取る人もいます。
要するに、いつ、どのような形でギャップイヤーを取るのかは自由です。
キーワードは"自由"
ギャップイヤーには細かい規定などは全くありません。
何をするかは全部自分次第で、つまりギャップイヤーをどれだけ意味のあるものにできるかも自分次第です。
普段の学生生活ではできない・やらないようなことに挑戦したり、世界の反対側を見てきたり、そんな自分が冒険物語の主人公になれるのがギャップイヤーです。
脚本家は自分、人生のストーリーを描けるのは自分しかいない!
浪人とは違う
大学進学前のギャップイヤーというと大学浪人、大学卒業後のギャップイヤーというと就職浪人といったイメージを抱く方がいらっしゃいますが、それは違います。
それは、ギャップイヤーでは”自分のため”が目的だからです。
浪人生は、大学だと勉強、就職だと就活ばかりする形が多いと思います。これは、大学進学や就職が目的だからだと言えます。
ギャップイヤーは、大学進学や就職といった自分の外に目標があるのではなく、自分探しであったり、趣味を極めるであったり、自分の中に目標や目的があるのです。
僕は、大学進学や、就職が目標という人生より、自分の夢を叶えたり、自分の好きなように生きることを目標として、その手段に大学進学、就職があるという人生を送りたいと思っています。
なぜギャップイヤーを取るの?
ギャップイヤーを取る人たちには、100人いれば100通りの理由があると思います。
僕は、カナダの高校で2年間を過ごして卒業し、世界的に見た自分の圧倒的経験の少なさに気付かされました。
小学校に入ってから高校で留学するまで、習い事などはしていたものの、学校と家を行き来する毎日で、休みの日でさえも部活があったり授業があったり、遊びに行くといってもやはり学校の友達と出かけたり、と非常に狭い世界の中で過ごしてきました。
高校に入ってからは、ボランティアに興味を持って探したりしていましたが、何せ勉強と部活で余暇時間が存在せず、いつもボランティアの都合がつかないといった具合でした。
そして、大学受験を控えた僕が気づいたことは、自分は何に興味があるのかわからない、自分はこれからどんなことをして社会に貢献したいのかわからない、ということでした。
その理由を考えた時に、やはり自分の目で見た世界の少なさ、経験の乏しさが問題だと気づいたのです。
このままなんとなく大学に進学してしまっても、本当に学びたいことが見つからないのではないか、という思いと、大学の4年間を絶対的に有効活用したいという思いで、ギャップイヤーを取って自分探しをすることに決めました。
ギャップイヤー中には何するの?
ギャップイヤー中の過ごし方は、完全に人によって違います。
何をするかは、自分が何をしたいかで、自分次第です。
細かく計画を立てる人もいれば、行き当たりばったりで心の赴くままに過ごす人もいます。
僕は後者ですかね。。計画しようと思ったのですが、向いてなかったです。
CASE1:まいたけ自身(自分探し系)
僕はこの1年間をボランティアや新たな学びに使っています。自分の興味関心を見つけよう、自分の”生きがい”を探そう、と言う目的です。
まず、7月中旬から9月末まで東ヨーロッパにボランティアに行きました。(World at Playというイギリスの団体で、9人のメンバーで10週間かけてバルカンの5カ国を回って、貧しい地域の子供達や障害のある人たちと一緒に遊んだり、スポーツをしたりと体を動かすセッションを行いました。)
ちなみにそのメンバーのうち他の2人も、高校卒業後で、大学進学前のギャップイヤーとして参加していました。
東ヨーロッパから帰国してからは、本を読んだり、昔の友達と会ったりしています。
また、ボランティアや講座などの勉強会にも積極的に参加するようにしています。それは、どこでどんなヒントが得られるかわからないからです。
直感的に少しでもいいなと思った時は、常に「行きます!」、「参加させてください!」と言うようにしています。
このフットワークの軽さは、間違いなく無所属兼無職の強みです
僕がこのギャップイヤー中に新しく始めたこととして、ブログを書くこと(笑)と、ジムに通うこと、料理をすること、などが挙げられます。
ですが、急に勉強をしなくていいとなると、逆に勉強したいと思うようになった(あまのじゃく気質)ので、TEDでトークを見たり、edXで量子力学についてのコースを履修したりしています。
CASE2:まいたけの友達(フリーター系)
僕の友達の一人は、ボランティアをしたり、バイトをしたりしながらギャップイヤーを過ごしています。(カナダ在住)
彼は、お金を貯めて、かつ経験を積むためにバイトをいくつかしています。
ただ、それだけではなく、社会貢献がしたいと言うことで、赤十字でボランティアをしています。彼は、高校の Emergency Response Team (救急隊員)を務めていたこともあり、もともと救急関係に興味があったので、自分の興味関心を生かして、人のために働いています。
CASE2:まいたけの知らない人(旅人系)
これは僕の知り合いではありませんが、ギャップイヤーのありがちな過ごし方として、旅行に行きまくると言う方法があります。
バックパッカーをしている人の話などを聞いたことはありませんか?
単身で色々な国を旅する人もいれば、友達を巡って世界一周をする人もいます。
カッコいい!
ちなみに、お金はないけど世界一周をしてみたい!と言う人にはピースボートに乗るという手段があります。詳しいことは僕もわからないので、実際にピースボートに乗った方のわかりやすいブログを乗せておきます←
旅行をすることは、まとまった時間がないと難しいですから、自分の時間が自由になるギャップイヤーは、旅行をするのに最適なチャンスだと思います。
ギャップイヤーを取るということは、大きな決断だと思います。
僕は初めて”無所属”になって、学校名や会社名ではなく、自分自身で勝負しなければならない状況に陥りました。
高校生、大学生などの所属では、着飾ることのできないありのままの自分で、周りの人にどう興味を持ってもらうのか、掴みかけてきた部分もありますが、まだまだ模索中です。
ただ、僕が今、自信を持って言えることは、自分は日々成長している、ということです!
ギャップイヤーを取る勇気が、人生を豊かにする!
今日もありがとうございました。
次回はギャップイヤー攻略法についてお伝えします。
【UWCとの出会い】数ある高校留学の中で、UWCが自分に最適だという自信。
高校留学に興味のある全ての皆さん、こんにちは。
日本の高校を中退しカナダに留学、そしてUWCの一校であるピアソンカレッジという高校を卒業した、まいたけの中の人、ユウです。よろしくお願いします。
現在はギャップイヤーをとって人生について考えています(大げさなようですが真剣です笑)
今日は、日本の難関大合格をなんとなく目指していた僕が、UWCに出会ったことで、迷うことなく高校中退まで踏み切った理由をお伝えしたいと思います。
UWCとは、United World Colleges(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)の略称です。
日本語意訳をすると『世界を結びつける高校』といったところでしょうか。
ちなみにWikipediaにも載っていたのでリンクを貼っておきます
そしてUWCの日本協会のホームページはこちらです。
UWCについてもっと詳しく知りたい!という方は、↓ をご覧ください。
UWCとの出会い
僕が、初めて『UWC』という単語に出会ったのは中学3年生の時でした。
中3の高校受験を控えた夏休みに、母の勧めもあり、カナダのバンクーバーに2週間短期留学できるプログラムに参加しました。
そこでブラジルや台湾出身の友達と出会い、自分の中に、もっと世界中の人に会ってみたい、そして多様性の溢れる環境で学びたい、という思いが芽生えました。
帰国してもその留学への熱はおさまらず、高校のうちに世界中の人と出会える、そんなチャンスはないかとインターネットでリサーチを始めました。
そのうちに、行き当たったのがUWC日本協会のホームページでした。
なぜUWCに決めたのか
では一体、このUWCのプログラムが、他の高校留学の機会と何が違ったのか、ということですが、具体的には、7つの魅力を感じました。
1. 返済不要の奨学金
留学するということは、やはりお金がかかります。
公立の中学に通っていましたし、県立の高校への進学を考えていましたから、それに比べると、留学することで急に何十倍ものお金が必要でした。
それなので、最大で学費全額の、返済不要の奨学金がもらえるということは、僕の留学の夢を一気に実現可能な目標へと変えました。
2. 全世界から集まる生徒
この世界地図は、僕の一つ下の学年の生徒が代表する国々計54カ国を表したものです。
一筋に留学と言っても、様々な学校がありますが、多くのボーディングスクールは、やはり限られた層の人が集まりやすくなっていると言えると思います。(生徒の多様性が少ない)
そのような中で、UWCでは、奨学金のおかげもあり、世界中の様々な国から生徒が集まっているのです。例えば、僕の卒業したピアソンカレッジは、全生徒数は200名ですが、合計75カ国からの生徒が集まっていました。
ちなみに僕の大親友はエクアドル、ベトナム、シリア、パレスチナ、オマーンなどの出身で、2年目のルームメイトはカナダ、オーストラリア、カザフスタンの出身でした。
3. 競争率の高い選考試験
一丸に世界中の人と出会うと言っても、どのような志を持った人と会うのかということは、自分の経験において大変重要だと思います。
UWCは、世界約150カ国にナショナル・コミッティー(日本でいうUWC日本協会)があります。UWCに派遣される生徒は、厳正な審査の結果、ナショナル・コミッティーから選ばれた人のみです。
つまり、世界中から大変優秀な人が集まっているのです。
国によって倍率も違いますが、中国やインドネシアなどではUWCは大変知名度が高く、UWCの選考試験はものすごく競争率の高い試験です。
4. IB(国際バカロレア)が教育課程
UWCでは、今現在は、教育課程としてIB(国際バカロレア)を使用しています。
IB(国際バカロレア)って何?という方は、まずはこちら↓をご覧ください。
僕は当時IB(国際バカロレア)課程に大変興味がありました。
というのも、IB(国際バカロレア)は日本でも最近話題になっていますが、国際的に認知されている高校課程で、多くの大学で評価されているのです。
また、それに加えて、日本のように文系・理系と分ける科目選択ではなく、各分野から1科目選択する方式をとっていることが、文系科目にも理系科目にも興味のあった自分には大変魅力的でした。
5. 2年制、現地で卒業
そのほかには、UWCが2年制の高校であるということも魅力の一つでした。
高校のうちに留学したいとなると、日本の高校を休学したり、交換留学の形で海外で単位が取れたりと形は異なれども、日本の高校を卒業しなければならない場合が多いと感じています。
そうすると、やはり留学の期間も長くて1年と言ったように、限られてきてしまいます。
その点、UWCは、UWC校を卒業になるので、日本の高校を卒業する必要がないのです。
また、他のボーディングスクールと違い、期間も3年間ではなく2年間なので、日本でも1年半の高校生活が体験できます(笑)
(僕は個人的に、日本の高校でできた部活の仲間や友達、先生との繋がりが、掛け替えのない財産になったと感じています。)
それに加えて、日本の高校を中退したという面白い経歴ができました(笑)
6. 人生に一度の応募チャンス
UWCのユニークさは、その一度きりのチャンスにもあると感じています。
日本人は、原則として、日本に在住している場合は日本協会を通じてUWCに応募しなければなりません。そして、日本協会からのUWCの応募資格を持つのは、満16歳になる高校1年生のみです。
不合格になった場合に再チャレンジはできません。また、この条件を満たない場合は応募できません。
7. 世界中に校舎がある
UWCは世界18カ国に校舎があります。(そして年々増え続けています。)それぞれの国で学校の雰囲気や行事などは違いますが、掲げている価値観や信念は共通しています。
UWCの校舎は、カナダやイギリスをはじめとした先進国のみならず、インドやコスタリカ、アルメニアなどの留学先にはなかなか選ばないような国にもあります。
僕は、やはりカナダ校に行きたいと漠然と思っていましたが、アルメニア校や中国校にも興味があったので、第2希望や第3希望として提出しました。
今回書いたことが、僕がどうしてUWCを選んだのか、という理由の全てです。
UWCはそのユニークな仕組みによって、世界の縮図のような高校を創り出しています。
他のボーディングスクールでは得られないほどの超異文化理解のできる場で、僕の考え方や物の見方を世界レベルに広げてくれたと感じています。
UWCは、学びに真剣な人に、僕が自信を持ってお勧めする学校です。
本日もどうもありがとうございました!また次回お会いしましょう
【UWC留学】UWCは帰国子女のあつまりって本当?純日本人卒業生の僕が語る。
UWCでの留学に興味のある中高校生の皆さん、またその保護者の皆様、こんにちは。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち)でありながら、第一志望のUWCカナダ校ピアソンカレッジで2年間を過ごし、今年度無事卒業したまいたけです。
今日は、そんな僕が、自分自身UWCに行く前に気になっていたこととして、『UWCは帰国生(帰国子女)ばかりなのか?』という疑問に答えていこうと思います。
同時に、UWC留学に求められる英語力についてもお伝えします!
UWCって何?という方は、まずこちらの記事をお読みください
それでは詳しく見ていきましょう!!
ちなみに、純ジャパ=純ジャパニーズ=純日本人、です(笑)
帰国生と純ジャパの比率ってどのくらい?
端的に言うと、UWCに行く日本人の中で、帰国生対純ジャパの比率はほぼ1:1です。
年によってばらつきはありますが、比率を考えて選考が行われるというよりかは、結果として毎年半々程度になっているのだと思います。
つまり、結論から言ってしまうと、帰国子女であるかどうかという事実は、UWC選考の合格には関係ない、ということです。
実際に合格にはどれくらいの英語力が必要?
帰国子女であるか純ジャパであるか、つまり海外経験の有無はUWCの選考には関係ありません。しかし、UWC派遣生に選考されるには、それなりの英語力は必要です。
では一体、UWC派遣生として選考に合格するには、だいたいどれくらいの英語力が必要なのでしょうか。
UWC選考試験の傾向から、どんな英語力がどの程度必要とされているのか見ていきます。
UWC日本協会の選考試験
UWC日本協会の派遣生の選考では、一次選考として筆記試験、二次選考として面接・グループディスカッションがあります。
この中で、UWC日本協会が候補生の純粋な”英語力”をはかるのは、一次選考の筆記の英語試験と二次選考の英語面接のみとなっています。
ではそれぞれの試験で、詳しくどんな能力が求められているのか見ていきます。
一次選考:英語筆記試験
英語の筆記試験では、まず英語の文法や単語力などが試されます。
この試験では、解き進むにつれてだんだんと設問が難しくなる形式で、初歩の初歩から英検1級程度までと幅広いレベルの問題があります。
僕が試験を受けた当時は、自分がまだ見開き1ページ目を解いている最中に、周りの人がぺらっぺらっとページを次へとめくる音が聞こえ、非常に焦ったことを覚えています。
英語力の差があまりにも歴然で愕然としましたね。。。
ただし!
そんな僕でも合格したということは、、、
英語は中学から高1で勉強する程度ができれば十分ということです。
学校で真面目に英語を勉強していて、英語が好きで得意科目の一つである!というようならば大丈夫でしょう。
その上、一次試験の合否は英語に加えて国数と小論文の合計点で決まるので、英語が帰国子女レベルではないからといって、合否が左右されるわけではないのです。
また逆に、英語が抜群にできると言っても、他の国語や数学、小論文があまりにもできなければ、合格ラインには満たないこともある、ということです。
ただし、一次試験を合格するには、どの科目も得点が平均点を超えている必要があるので、英語が苦手!という人は、最低限苦手を克服しておく必要があるでしょう。
とは言えども、実際にどのくらいの英語力が平均点越えに当たるのかは大変想像しにくいと思います。
ですのであくまで参考までにですが、僕の受験当時の大体の英語力をお伝えします。
英検では準2級を取得済み、県立高校に通っていた当時で英語は学年順位が一桁前半、クラス順位は1位ぐらいだったと思います。
英語は自分の中では得意科目でしたが、正直UWC受験者の中では、あまりできない方だったと思います。。。
もう卒業したし、別にいいんですけどね!
二次選考:英語面接
二次選考の英語面接では、英語のスピーキング力が見られます。(当たり前ですが)
ただし、英語が話せないからといって焦る必要はありません。
ここで重要なことは、英語ができなくても、会話する意欲と前向きな姿勢を持つことです。
派遣前に英語ができなくても、UWCに行って英語を学んで、人間関係や学業で成功し、大きな学びを得ることができることは、たくさんの先輩方の前例もありますし、選考する側は十二分に理解しています。
ですので問題なのは、どの候補生がUWCでの困難に立ち向かい、諦めずに挑戦することができるのかということなのです。
つまり二次試験の英語面接では、英語の発音や正確さではなく、、”英語での総合的なコミュニケーション力”を測ろうとしているのです。
UWCに行くには、少なくとも、英語ができなくても会話をしようとする努力やコミュニケーションを取ろうと工夫する姿勢が必要です。
それはつまり、、、
- 質問がわからなければ丁寧に聞き返す、または質問を確認する(I'm sorry, but could you please repeat the question?/ Was the question about ~~~?)
- 言いたいことが表現できなくても簡単な単語を使ってできるだけ説明する
- ジェスチャーを使う、表情豊かに話す(笑顔)などコミュニケーションを努力をする
などの姿勢に表れます。
日本語面接に比べ、短く簡単でカジュアルな会話の英語面接では、上記の3点のような、コミュニケーションの姿勢が見られていると言えるでしょう。
純ジャパの戦法!
それぞれの試験で何が受験生側に求められているのかわかったところで、純ジャパとしてどのような対策をして行けばいいのか、僕の使った2つの戦法を伝授したいと思います。
1. 英語ないがしろ戦法
英語ないがしろ戦法とは、一次試験のための戦法です。
『試験対策の合計時間の中で、英語の配分を少なめにする』という方法です。
これには3つの理由があります。
- 英語力が大きく向上したところで、帰国子女に勝つことは極めて難しい。
- 他教科(数学など)が向上すると、全受験生の中で順位が上がる。
- 他教科ができることで、UWC入学後の英語力の伸びの速さを期待させる。
つまり、純ジャパとしては英語よりも他の教科を重点的に勉強した方がお得なのです。
限られた勉強時間を効率的に使うことが必要なことは言うまでもありません。
その方法として、英語の勉強時間を20%ほど減らして他教科により時間を割くことで、時間を有効活用できます。
(ただし、これはあくまで僕にとって有効だった方法なので、皆さんは自分にちょうどいいバランスを探してみてくださいね。)
2. 単語攻め戦法
英語を"ないがしろ"にすると言っても、言葉通り本当にないがしろにしてしまえば平均点を超えることは難しいでしょう。
ですので、英語の勉強時間を最大限に活用することが必要です。
そのためには、文法の他にも、単語力が欠かせない要素となってきます。
単語力を向上させることで、一次試験に対応できるボキャブラリーの基盤を作ることができます。
単語は、限られた机に向かえる時間に加えて、移動時間などの余暇時間に勉強できるので、時間の有効活用もできますね。
終わりに
海外経験がないことが、UWCに留学したい!と言う夢の実現の妨げになることはありません。
現に、UWC留学が、人生初の出国だったと言う先輩方もたくさんいます。そして、彼らの多くが元に海外で英語や他の言語を使って生活しています。
英語ができないから...と尻込みすることなく、UWCでいろんな経験をして成長してやる!と言う強い想いを持って挑戦してください。
UWCに絶対に行くという強い決意が、僕の人生に全く新しい可能性をもたらしてくれました。
次は、君の番だ!応援しています。
今日はこの辺で。どうも、ありがとうございました。