【Gap Yearとは】欧米では当たり前?人生を豊かにするギャップイヤーについて
高校生、大学生、そして全保護者の皆様、こんにちは。
カナダのピアソンカレッジUWCという高校を卒業して、日本でギャップイヤーを満喫しております、まいたけです。
ん?ギャップイヤーってなんぞや?
と思った方も思わなかった方も、今日は僕がエンジョイしているギャップイヤーについて、その重要性と過ごし方までお伝えしていこうと思います!
ギャップイヤーって何?
ギャップイヤーとは、学生が、すぐに進学や進級する代わりに、1年間の期間を自主的に設けて、それを自分の好きなように使うことです。
例えば、僕は今、高校卒業後、大学進学前に1年間のギャップイヤーをとりました。
他にも、大学生活中にギャップイヤーを取る人もいれば、大学を卒業してから就職するまたは働き出す前にギャップイヤーを取る人もいます。
要するに、いつ、どのような形でギャップイヤーを取るのかは自由です。
キーワードは"自由"
ギャップイヤーには細かい規定などは全くありません。
何をするかは全部自分次第で、つまりギャップイヤーをどれだけ意味のあるものにできるかも自分次第です。
普段の学生生活ではできない・やらないようなことに挑戦したり、世界の反対側を見てきたり、そんな自分が冒険物語の主人公になれるのがギャップイヤーです。
脚本家は自分、人生のストーリーを描けるのは自分しかいない!
浪人とは違う
大学進学前のギャップイヤーというと大学浪人、大学卒業後のギャップイヤーというと就職浪人といったイメージを抱く方がいらっしゃいますが、それは違います。
それは、ギャップイヤーでは”自分のため”が目的だからです。
浪人生は、大学だと勉強、就職だと就活ばかりする形が多いと思います。これは、大学進学や就職が目的だからだと言えます。
ギャップイヤーは、大学進学や就職といった自分の外に目標があるのではなく、自分探しであったり、趣味を極めるであったり、自分の中に目標や目的があるのです。
僕は、大学進学や、就職が目標という人生より、自分の夢を叶えたり、自分の好きなように生きることを目標として、その手段に大学進学、就職があるという人生を送りたいと思っています。
なぜギャップイヤーを取るの?
ギャップイヤーを取る人たちには、100人いれば100通りの理由があると思います。
僕は、カナダの高校で2年間を過ごして卒業し、世界的に見た自分の圧倒的経験の少なさに気付かされました。
小学校に入ってから高校で留学するまで、習い事などはしていたものの、学校と家を行き来する毎日で、休みの日でさえも部活があったり授業があったり、遊びに行くといってもやはり学校の友達と出かけたり、と非常に狭い世界の中で過ごしてきました。
高校に入ってからは、ボランティアに興味を持って探したりしていましたが、何せ勉強と部活で余暇時間が存在せず、いつもボランティアの都合がつかないといった具合でした。
そして、大学受験を控えた僕が気づいたことは、自分は何に興味があるのかわからない、自分はこれからどんなことをして社会に貢献したいのかわからない、ということでした。
その理由を考えた時に、やはり自分の目で見た世界の少なさ、経験の乏しさが問題だと気づいたのです。
このままなんとなく大学に進学してしまっても、本当に学びたいことが見つからないのではないか、という思いと、大学の4年間を絶対的に有効活用したいという思いで、ギャップイヤーを取って自分探しをすることに決めました。
ギャップイヤー中には何するの?
ギャップイヤー中の過ごし方は、完全に人によって違います。
何をするかは、自分が何をしたいかで、自分次第です。
細かく計画を立てる人もいれば、行き当たりばったりで心の赴くままに過ごす人もいます。
僕は後者ですかね。。計画しようと思ったのですが、向いてなかったです。
CASE1:まいたけ自身(自分探し系)
僕はこの1年間をボランティアや新たな学びに使っています。自分の興味関心を見つけよう、自分の”生きがい”を探そう、と言う目的です。
まず、7月中旬から9月末まで東ヨーロッパにボランティアに行きました。(World at Playというイギリスの団体で、9人のメンバーで10週間かけてバルカンの5カ国を回って、貧しい地域の子供達や障害のある人たちと一緒に遊んだり、スポーツをしたりと体を動かすセッションを行いました。)
ちなみにそのメンバーのうち他の2人も、高校卒業後で、大学進学前のギャップイヤーとして参加していました。
東ヨーロッパから帰国してからは、本を読んだり、昔の友達と会ったりしています。
また、ボランティアや講座などの勉強会にも積極的に参加するようにしています。それは、どこでどんなヒントが得られるかわからないからです。
直感的に少しでもいいなと思った時は、常に「行きます!」、「参加させてください!」と言うようにしています。
このフットワークの軽さは、間違いなく無所属兼無職の強みです
僕がこのギャップイヤー中に新しく始めたこととして、ブログを書くこと(笑)と、ジムに通うこと、料理をすること、などが挙げられます。
ですが、急に勉強をしなくていいとなると、逆に勉強したいと思うようになった(あまのじゃく気質)ので、TEDでトークを見たり、edXで量子力学についてのコースを履修したりしています。
CASE2:まいたけの友達(フリーター系)
僕の友達の一人は、ボランティアをしたり、バイトをしたりしながらギャップイヤーを過ごしています。(カナダ在住)
彼は、お金を貯めて、かつ経験を積むためにバイトをいくつかしています。
ただ、それだけではなく、社会貢献がしたいと言うことで、赤十字でボランティアをしています。彼は、高校の Emergency Response Team (救急隊員)を務めていたこともあり、もともと救急関係に興味があったので、自分の興味関心を生かして、人のために働いています。
CASE2:まいたけの知らない人(旅人系)
これは僕の知り合いではありませんが、ギャップイヤーのありがちな過ごし方として、旅行に行きまくると言う方法があります。
バックパッカーをしている人の話などを聞いたことはありませんか?
単身で色々な国を旅する人もいれば、友達を巡って世界一周をする人もいます。
カッコいい!
ちなみに、お金はないけど世界一周をしてみたい!と言う人にはピースボートに乗るという手段があります。詳しいことは僕もわからないので、実際にピースボートに乗った方のわかりやすいブログを乗せておきます←
旅行をすることは、まとまった時間がないと難しいですから、自分の時間が自由になるギャップイヤーは、旅行をするのに最適なチャンスだと思います。
ギャップイヤーを取るということは、大きな決断だと思います。
僕は初めて”無所属”になって、学校名や会社名ではなく、自分自身で勝負しなければならない状況に陥りました。
高校生、大学生などの所属では、着飾ることのできないありのままの自分で、周りの人にどう興味を持ってもらうのか、掴みかけてきた部分もありますが、まだまだ模索中です。
ただ、僕が今、自信を持って言えることは、自分は日々成長している、ということです!
ギャップイヤーを取る勇気が、人生を豊かにする!
今日もありがとうございました。
次回はギャップイヤー攻略法についてお伝えします。