【42東京 Piscine】日本初ピシンを終えた!!〜怒涛の一ヶ月〜
話題の42Tokyoに興味のあるみなさん、こんにちは!
日本初のPiscineでもあったPiscine1月に参加した、U(ユウ)です。
カナダの高校卒業後、ギャップイヤーを取っていたせい(おかげ)で、42Tokyoと巡り会い、 プログラミングという言葉のワクワクする響きに吸い寄せられるように42への受験を決定しました。
今日は、Piscineの結果、合格通知をいただくことができたので、Piscineの受験を迷っているみなさんにPiscineの感想と良さを事細かくお伝えしようと思います。
【結論】Piscine、人生最高に充実してた。つら楽しすぎた。
※注意喚起
Piscineのコンテンツの発信は完全に禁止されています。この規約に従って、当Blogでは、Piscineコンテンツに関しましては一切の言及を致しておりません。
Piscineのコンテンツを探している方へ:Piscineでは衝撃的な体験がいくつもありました。その全てが学びであり最高に楽しかったのは、一切情報がなく、その場での対処が必要であったからだと感じています。また、Piscineは情報戦ではありませんでした。これらを踏まえてなお、Piscineのコンテンツを探す行為は、42Tokyoの理念と乖離していますので、そのような方は42Tokyoには向いていないと思います。あなたと周りの人の人生一度きりの経験の価値を、ネタバレで台無しにしないでください : ) お願いします‼︎
でも、Piscineを前に、ワクワクしていろんなことを知りたいと思う気持ち、大変よくわかります。
僕もそうでした!Twitterとかめちゃくちゃ漁ってました。
ですので、そんなみなさんにPiscine前のそわそわの消化方法もお伝えできればと思います!
- ※注意喚起
- 1. Piscine中のステータス
- 2. Piscineへのコミット量
- 3. Piscine中の健康管理(重要度低)
- 4. 僕のPiscine合格の秘訣
- 5. 僕の伝えたいこと
- 6. Piscine前そわそわの消化
1. Piscine中のステータス
まず、僕のPiscineの感想等々を理解していただく為に、僕がどんな状態でPiscineに望んでいたのかということをご紹介します。
- プログラミング完全未経験:MacBook(PC)使用歴2年半。タイピング力は下の上。プログラミングの知識0。
- 無職・無所属:学校に行っていない、かつ働いてもいないフルコミット。(=完全Piscineに没頭できる状態)
- 短めの通学時間:通学時間は片道35~40分ほど。(他の参加者と比べるとかなり近かった模様)
- 家族の支援:食事を作ってもらったり、洗濯をしてもらったりしていた。
正直、自分の環境は、偶然にも大変恵まれていたと思います。
ただし、Piscineには、それだけ色々なものを賭ける価値がありますので、環境を改善できる人は、その努力をして損はないと思います。
2. Piscineへのコミット量
ではそんな環境の中で、実際どれだけ自分がPiscineに打ち込んだのかということをまとめます。
- 時間:1日平均12.5時間(朝8時半ごろから夜9時ごろまで)週平均で80時間強、Piscine全日を通して312時間ほどでした。※未成年のため22時完全退館が義務付けられていました。(未成年は朝は6時から入館可能)
- 家での稼働:ほぼ0、家で課題に取り組んだのは、締め切りが迫っていたグループワークの時の一度きりでした。
- 通学時間:課題に必要なコンセプト等の勉強(YouTube、Google等)/リラックス
- 夢:どうでもいい話ですがコードを書く夢や、課題について考える夢など42Tokyoの人たちが出てくる夢ばかり見るようになりました。。
つまり僕が何が言いたいかというと、それだけPiscineとコードを書くことが脳内の大半を占めていたということです!
ただこれは、努力ではなく、Piscineが楽しすぎて自然と起こる現象だと思います。
コミット時間に関しては、参加者平均が毎日5〜8時間、週平均35〜56時間と公式が公表しています。(42Tokyo: FAQ・お問い合わせ)
やはりコミット時間が少ない社会人の方は合格しにくかったのでは、と思われます。
3. Piscine中の健康管理(重要度低)
健康第一!は普段から気をつけることですが、Piscine中はこの言葉の重要さが本当に身にしみて感じられました。
Piscinerのオススメの健康管理をご紹介します
- マスクをする
- 手の消毒をする
- 冷えに気をつける
- 寝る!!(家で!)
- 栄養をとる
- 水分を取る
反して僕の健康管理はかなりずさんでしたが、唯一気をつけていたことは、目に疲れを溜めないようにしていたことです。
- 早寝早起き&&十分な7時間半睡眠(22:30就寝、6:00起床)
- 風呂に入る(リラックスする)
- ホットアイマスク(通学中)
- 目薬携帯(ドライアイなので)
ちなみにPiscine前には、少なくとも週一回はジムに行こうと決意していたのですが、結局ジムに行けたのは一度きりでした。。。(ログイン時間にこだわりすぎた)
しかも、その一回は朝起きたら肩が凝りすぎてPCに向かうのを断念したからという…(笑)
どうでもいいですが、この肩こりはのちに僕の椅子の座り方が悪いせいだと判明しました。42Tokyoの椅子は(座ればわかりますが)大変すばらしいので、その巧みな構造が生かされるようにみなさんは椅子にくれぐれも深く腰掛けるようにしましょう(?)
4. 僕のPiscine合格の秘訣
怒涛の1ヶ月のPiscineを経て、ありがたいことに合格をいただけました。
僕のPiscine合格の秘訣はズバリ
依存すること
でした。
え??
僕がPiscineを泳ぎきることができたのは、周りの人に依存したから、だと思っています。
依存というと悪い印象ですが、適度に依存することって大変難しくて重要だと僕は思います。
要は、頼るってことですね。
参考文献:
なぜ依存するべきか 〜僕の苦労話〜
3年前、留学して英語が全然わからずに苦労した時に、僕の一番の問題は依存できないことだった。
わからないのに、いつもわかったふりをして相槌を打って、「わからないから説明してほしい」の一言が全く言えなかった。
僕にはネイティブのバディーが2人もいて、彼らが自分がわからない時に説明できるように、交互に隣に座っていてくれていたのにも関わらず、だ。
質問することで、バカにされるかもしれない、頭が悪いと思われるかもしれないという恐怖があって、30の質問があった時に、一番さし当りのない質問を1回することで精一杯だった。
だから英語の上達にはかなり時間がかかったし、精神的にも辛い時期があった。
でも、実際には、質問したからといって誰も自分のことを見下したりしなかった。
むしろ、喜んで教えてくれたし、それで僕が理解できた時は、自分のことのように喜んでくれた。
それに気づいて、結局自分を一番見下していた人は、周りの人ではなくプライドの高い自分自身だということを理解した時に、やっと「わからないから教えて欲しい」と言えるようになった。
〜〜〜
だから、質問できるということは強さだと思います。
わからないということを認めて、「教えてください」と謙虚な姿勢をとることができると、今までの何倍ものスピードで成長できます。
なぜ質問ばかりしていたか
僕はPiscine中、わからなかったら、すぐに席を立って他の人に質問しに行くようにしていました。
それはなぜか、
- 教えてもらうことは、42Tokyoで推奨されている!(ピアラーニング=教えあい)
- わからないままMacとにらめっこしていても、いつかはわかるかもしれないけれど、大量の時間を無駄にする(そしてPiscineでは時間が命)
- Piscine中は、常にわからないことに直面していて、考え続けると精神衛生上良くない(わからなくて当たり前なのに、血迷ってわからない自分が情けなくなってきたりする)
- いろんな人に質問すると、知り合い(あわよくば友達)が増えて心の健康に良い
- いろんな人に質問すると、話しかけやすいと誤解され、いつしか逆に質問されるようになる(友達チャンス)
- 向上心アピール(?)
- 秒速で問題が解決する!
これはもう確実に質問した方がお得。
そして、僕の印象では、質問をしていた人ほど合格しています。
質問するときに注意したこと
ただ、質問するといっても、全部人に聞けばいいわけではないのは自明ですよね。
僕ができるだけ気をつけていたことは、
- 同じ人に質問し続けない(その人の時間を過度に奪うのを避ける)
- 自分と進度の近い、少し進んでいるくらいの人に聞く(小学6年生には足し算について聞かない、小学3年生に質問する)
- 調べてわかることは聞かない、まずGoogle先生と対話する
- 答えを聞かない!
- 備忘録を取る(メモる)
- 挨拶、お礼!!!(たまに忘れました... orz )
言うて当たり前のことですが。。。
何について質問していたか
どんなことを質問していたのか、ということですが、僕の質問には3つのカテゴリーがありました。
- (かなりわかっている時)自分の解法を見てもらう
- (ちょっとわかっている時)考え方について聞く
- (全くわからない時)何について調べればいいか聞く
1つの疑問に対しても、何人もの人に(同じ)質問をしていました。
一回説明していただいただけだとわからないことが多かったからです。。。
でもそのおかげで、スピード感を持って課題に取り組めたように思います。
5. 僕の伝えたいこと
色々と書きましたが、結局はPiscineは楽しんだ者勝ちだと思います。
合否に関わらず、Piscineを42Tokyoで受験できるのは一生に一度きりです。
しかも、そのPiscineに集まる人は、個性あふれる面白い人ばかりです。
だから、楽しんでください。
Piscineが苦しくなってきたら、周りの人と話してください。楽しい世界に引き戻してもらってください。
And most importantly...
DON'T PANIC!
6. Piscine前そわそわの消化
銀河ヒッチハイク・ガイドという本はご存知ですか?
この本が、42Tokyoの ”42” の由来(元ネタ)だそうです。
WHAT DOES 42 MEAN?
42は「生命、宇宙、そしてすべての究極の問題」に対する答えであり、ダグラス・アダムズの1979年の小説「ギャラクシーへのヒッチハイカーのガイド」のジョークです。(Google翻訳)
僕はPiscineの合格発表が待ちきれずに、かつPiscineロスすぎてこの本を読みました。
変な本。。。面白いけど!!
この本を読むと、42Tokyoに散りばめられたネタ要素がわかっておもしろい(かもしれません)。
時間のある方にはオススメです。第5編まであります。
ちなみに僕はこの本を飛行機で読んでいたら、隣の席のイギリス人老夫婦から、「銀河ヒッチハイクガイドでしょ!」と話しかけられました。日本語版だったのですが、表紙でわかったと仰っていました。話のネタにもなってお得です。
僕の結論としては、Piscineは自分の人生の中で、5本指に入る充実した時間でした。
ですので、受験を少しでも迷っている方には是非挑戦してほしいと思います。
この記事で、42TokyoのPiscineの良さが少しでも伝われば幸いです。
そしてPiscineをこれから受ける方、頑張ってください!
4月から入学後も、実際入学してみてどうだったのかということをみなさんにも共有していけたらと思っています。(退学にならないように頑張ります)
最後に、この記事を読んで42Tokyoの面白さについて感じていただけたら、ぜひ周りの興味がありそうな人に42Tokyoについて伝えてください!
教育の平等性は情報が広まってこそ実現されるので!ぜひ情報共有をお願いします。
それでは今回はここまでです!
ありがとうございました。