【UWCとの出会い】数ある高校留学の中で、UWCが自分に最適だという自信。
高校留学に興味のある全ての皆さん、こんにちは。
日本の高校を中退しカナダに留学、そしてUWCの一校であるピアソンカレッジという高校を卒業した、まいたけの中の人、ユウです。よろしくお願いします。
現在はギャップイヤーをとって人生について考えています(大げさなようですが真剣です笑)
今日は、日本の難関大合格をなんとなく目指していた僕が、UWCに出会ったことで、迷うことなく高校中退まで踏み切った理由をお伝えしたいと思います。
UWCとは、United World Colleges(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)の略称です。
日本語意訳をすると『世界を結びつける高校』といったところでしょうか。
ちなみにWikipediaにも載っていたのでリンクを貼っておきます
そしてUWCの日本協会のホームページはこちらです。
UWCについてもっと詳しく知りたい!という方は、↓ をご覧ください。
UWCとの出会い
僕が、初めて『UWC』という単語に出会ったのは中学3年生の時でした。
中3の高校受験を控えた夏休みに、母の勧めもあり、カナダのバンクーバーに2週間短期留学できるプログラムに参加しました。
そこでブラジルや台湾出身の友達と出会い、自分の中に、もっと世界中の人に会ってみたい、そして多様性の溢れる環境で学びたい、という思いが芽生えました。
帰国してもその留学への熱はおさまらず、高校のうちに世界中の人と出会える、そんなチャンスはないかとインターネットでリサーチを始めました。
そのうちに、行き当たったのがUWC日本協会のホームページでした。
なぜUWCに決めたのか
では一体、このUWCのプログラムが、他の高校留学の機会と何が違ったのか、ということですが、具体的には、7つの魅力を感じました。
1. 返済不要の奨学金
留学するということは、やはりお金がかかります。
公立の中学に通っていましたし、県立の高校への進学を考えていましたから、それに比べると、留学することで急に何十倍ものお金が必要でした。
それなので、最大で学費全額の、返済不要の奨学金がもらえるということは、僕の留学の夢を一気に実現可能な目標へと変えました。
2. 全世界から集まる生徒
この世界地図は、僕の一つ下の学年の生徒が代表する国々計54カ国を表したものです。
一筋に留学と言っても、様々な学校がありますが、多くのボーディングスクールは、やはり限られた層の人が集まりやすくなっていると言えると思います。(生徒の多様性が少ない)
そのような中で、UWCでは、奨学金のおかげもあり、世界中の様々な国から生徒が集まっているのです。例えば、僕の卒業したピアソンカレッジは、全生徒数は200名ですが、合計75カ国からの生徒が集まっていました。
ちなみに僕の大親友はエクアドル、ベトナム、シリア、パレスチナ、オマーンなどの出身で、2年目のルームメイトはカナダ、オーストラリア、カザフスタンの出身でした。
3. 競争率の高い選考試験
一丸に世界中の人と出会うと言っても、どのような志を持った人と会うのかということは、自分の経験において大変重要だと思います。
UWCは、世界約150カ国にナショナル・コミッティー(日本でいうUWC日本協会)があります。UWCに派遣される生徒は、厳正な審査の結果、ナショナル・コミッティーから選ばれた人のみです。
つまり、世界中から大変優秀な人が集まっているのです。
国によって倍率も違いますが、中国やインドネシアなどではUWCは大変知名度が高く、UWCの選考試験はものすごく競争率の高い試験です。
4. IB(国際バカロレア)が教育課程
UWCでは、今現在は、教育課程としてIB(国際バカロレア)を使用しています。
IB(国際バカロレア)って何?という方は、まずはこちら↓をご覧ください。
僕は当時IB(国際バカロレア)課程に大変興味がありました。
というのも、IB(国際バカロレア)は日本でも最近話題になっていますが、国際的に認知されている高校課程で、多くの大学で評価されているのです。
また、それに加えて、日本のように文系・理系と分ける科目選択ではなく、各分野から1科目選択する方式をとっていることが、文系科目にも理系科目にも興味のあった自分には大変魅力的でした。
5. 2年制、現地で卒業
そのほかには、UWCが2年制の高校であるということも魅力の一つでした。
高校のうちに留学したいとなると、日本の高校を休学したり、交換留学の形で海外で単位が取れたりと形は異なれども、日本の高校を卒業しなければならない場合が多いと感じています。
そうすると、やはり留学の期間も長くて1年と言ったように、限られてきてしまいます。
その点、UWCは、UWC校を卒業になるので、日本の高校を卒業する必要がないのです。
また、他のボーディングスクールと違い、期間も3年間ではなく2年間なので、日本でも1年半の高校生活が体験できます(笑)
(僕は個人的に、日本の高校でできた部活の仲間や友達、先生との繋がりが、掛け替えのない財産になったと感じています。)
それに加えて、日本の高校を中退したという面白い経歴ができました(笑)
6. 人生に一度の応募チャンス
UWCのユニークさは、その一度きりのチャンスにもあると感じています。
日本人は、原則として、日本に在住している場合は日本協会を通じてUWCに応募しなければなりません。そして、日本協会からのUWCの応募資格を持つのは、満16歳になる高校1年生のみです。
不合格になった場合に再チャレンジはできません。また、この条件を満たない場合は応募できません。
7. 世界中に校舎がある
UWCは世界18カ国に校舎があります。(そして年々増え続けています。)それぞれの国で学校の雰囲気や行事などは違いますが、掲げている価値観や信念は共通しています。
UWCの校舎は、カナダやイギリスをはじめとした先進国のみならず、インドやコスタリカ、アルメニアなどの留学先にはなかなか選ばないような国にもあります。
僕は、やはりカナダ校に行きたいと漠然と思っていましたが、アルメニア校や中国校にも興味があったので、第2希望や第3希望として提出しました。
今回書いたことが、僕がどうしてUWCを選んだのか、という理由の全てです。
UWCはそのユニークな仕組みによって、世界の縮図のような高校を創り出しています。
他のボーディングスクールでは得られないほどの超異文化理解のできる場で、僕の考え方や物の見方を世界レベルに広げてくれたと感じています。
UWCは、学びに真剣な人に、僕が自信を持ってお勧めする学校です。
本日もどうもありがとうございました!また次回お会いしましょう