UWC卒まいたけは伝えたい。

教育の平等性について考える->『地域間の情報格差の軽減に貢献したい』という思いから始まったBlog 誰かの新しい道の発見に繋がれば本望

【高校から海外へ!】世界80各国の仲間とともに学ぶ、UWCへの留学

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世界に出て勉強したい、留学したい、と思っているやる気のある中学生〜高1の皆さん、こんにちは!

 

地方県立高校から突然カナダのUWCピアソンカレッジに入学したまいたけです。

 

今回は、高校時代に、短期ではなくがっつり長期間留学したい!または、世界各国から集まる秀才たちと共にレベルの高い学校で切磋琢磨したい!という意識の高い中高生に、UWCというシステムをご紹介します。

 

UWCとは世界18カ国にある18校のインターナショナルスクールの総称で、ユナイテッド・ワールド・カレッジの略称です。

 

今日のポイント

  •  UWCのカリキュラムを知ろう!
  • 選考の大まかな流れとイメージをつかむ

 

 

 

UWCの教育システムは?

 

 

UWCは2年間の全寮制の高校です。日本で言うところの高校2年、高校3年生の2学年に当たりますが、海外の新学期は9月始まりなので、日本人の場合は高校2年の半ばから2年間UWCに入学する形になります。

 

UWCでは高校卒業資格がもらえるので、UWCを卒業すれば、日本の高校を卒業する必要はありません!

 

つまり、UWCに行くことは、高校生活を海外のインターナショナルスクールで過ごし、世界中からの仲間とともに卒業する、ということなのです。

 

まず聞こえが超かっこいい!(笑)

 

UWCの教育課程、IBって?

 

UWCはIB(国際バカロレア)と言う教育課程を導入しています。

一定基準を満たせば、UWCを卒業することでIBのディプロマを取得することができます。

 

このIBのディプロマは、世界的に高校終了資格として高く認識、評価されているので、世界的な大学受験に有利です。

 

IBでは、6つの分野から1科目ずつを選択して学びます。選択できる科目は各学校によって異なります。

 

IBのシステムは一見複雑なので、詳しくは、後にIBと『日本の教育課程の違い、それぞれのメリットとデメリット』という形で記事にしたいと思います!

   

UWCに行くためには?

 

UWCは各国に選考機関を持っています。日本の場合、経団連UWC日本協会がこれに当たります。

ですので、日本人の出願者は、この経団連UWC日本協会を通して出願することになります。

 

おおよその出願の流れをかる〜くご紹介します。が、毎年変わりますので正確なプロセスは経団連UWC日本協会ホームページにて確認してください。

日本協会ホームページはこちら→United World Colleges : UWC日本協会

 

選考の流れ

  1. 応募書類の記入、提出。:11月末、郵送
  2. 1次筆記試験(英語、国語、数学、小論文):12月上旬、東京/大阪
  3. 1次試験合格通知:12月、ホームページ掲載、メール
  4. 2次試験書類提出:2月、郵送
  5. 2次面接試験(個人日本語面接、個人英語面接、グループディスカッション):2月、東京
  6. 格通知:翌日、メール、ホームページ掲載 

 

どんな人がUWCに選ばれるの?

 1次筆記試験=学力調査

 

  • 国語 

  • 英語 

  • 数学 数Ⅰ+A

  • 小論文


これらの試験は、実際にUWCに行って、学習についていける力があるかの確認です。

IBは簡単な教育課程ではありません。ですので日本協会はUWCに行ってから、現地で挑戦しながらも学んでいくことができる人材を探していると思います。

 

2時面接試験=人間性

 

  • 個人日本語面接

  • 個人英語面接

  • グループディスカッション

 

ここでは1次試験では見られなかった人間性、やる気、積極性が見られます。

UWCに行って、他人を尊重しながらも、自分の意見をしっかりと伝えられるかどうかを見ていると考えています。

自信を持つことが重要です。

 

英語力

 

高校入試は中学で学ぶ内容で構成されていますよね。

つまり、当たり前ですが、高校入試の時に高校の教育課程が分かっている必要はありません。

 

それと同じく、UWCに行くにも、UWCで学ぶことが既にマスターできている必要はありません。

英語はUWCに留学してから学べることなので、試験科目の一つですが、帰国子女のようにずば抜けてできる必要はないのです。

ただし、英語が得意だと思っていた私も英語ではかなり苦労したので、英語が苦手な人は少し力を入れた方が良いと思います。日本の教育過程での基本の英語力は最低限として確実に必要です!

 


 

 自分がUWCに応募した時は、どんな人が選ばれるのなどは全くわかりませんでした。しかし、UWCで生活をしていて、どんな人がUWCに来るのかや、なぜ自分がUWCで学ぶ機会をいただけたのか、など選考基準に対しての大体のイメージがつかめたように思います。

これからも、もっと細かいことに注目してUWCを目指すのに必要なことを自分なりに解説していきたいと思っています。

 

それでは今日はこの辺で!ありがとうございました。

 

まだまだ知名度が低いので、UWCについて知っているだけでチャンスです!