UWC卒まいたけは伝えたい。

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【世界80カ国を体験!】超グローバルなUWCピアソンカレッジってどんな高校??カナダ留学

 

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海外の高校進学、またはサマーキャンプに興味のある皆さん、こんにちは。

 

カナダのUWCピアソンカレッジで高校生活を過ごしている日本生まれ日本育ち(=純日本産)のまいたけです!

今回は自分が通っているUWCピアソンカレッジについてご紹介したいと思います。

 

今日のポイント

  •  ピアソンカレッジはどんなところなの?

 

 

ピアソンカレッジって?

 

UWCピアソンカレッジは、カナダブリティッシュ・コロンビア州のビクトリアという町の郊外にある2年間のインターナショナルスクールです。

 

世界中から集まる200人の生徒が、ルームメイトとともに寮生活を送っています。IBというカリキュラムに基づいた2年間の高校生活ですが、勉強だけでなく社会貢献やアクティビティーが盛んで、それらを通じて自分の可能性を探っていくことのできる環境です。

意識が高くやる気のある15歳から19歳の生徒が、各大陸の80カ国から集まってきており、日常生活のなかで異文化理解を深めることができる地球の縮図のような高校です。

 

UWCピアソンカレッジは、その名の通り、UWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)に属している18校の一つです。

UWCについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ

 

 

ピアソンカレッジの正式名称は、Lester B. Pearson College UWC of the Pacificです。

ピアソンカレッジの公式ホームページはこちら ↓

 

 1つの村のようなコミュニティー

 

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Google mapからの上空写真


ピアソンカレッジの在校生や卒業生の多くが、ピアソンを第二の家と表現しています。

ピアソンカレッジに通う生徒が、家族のような仲間を作ることができる理由は、ピアソンコミュニティーの特別さにあります。

 

ピアソンカレッジには5つの寮があり、40人ずつ、合計200人の生徒が住んでいます。

それぞれの寮には、ハウスペアレンツと呼ばれる寮を担当する家族が住んでいます。ハウスペアレンツは、生徒が困ったことがあれば相談したり、キッチンを借りたり、ただただ話をしたりすることができる、友達と親の中間のような存在です。

それに加えて、学校長を含めた約30人の教員やその家族がカレッジ内にある家に住んでいます。

朝から晩まで一日中友達と過ごすピアソンでの生活は、様々なバックグラウンドを持つ友達を理解し、強い絆を作ることのできる環境です。

 

また、ピアソンカレッジは山と海に囲まれているので、周りの町からは隔たれており、カレッジ自体が一つの村のように結びついているのです。

 

ピアソンでの仲間は、本当に自分の第二の家族です!

 

 

カレッジの目指すところ

 

ピアソンカレッジは、その名の通り、ノーベル平和賞の受賞者であり、カナダの元首相でもあるLester B. Pearson(レスター・B・ピアソンによって創立されました。

 

Lester B. Pearsonは彼のノーベル賞受賞スピーチでこう語っています。

How can there be peace without people understanding each other, and how can this be if they don't know each other?

 

(人々がお互いを理解することなくては、どうやって平和を樹立することができようか、ましてや人々がお互いのことを知らなければ、どうしてお互いを理解することができようか。)

 

 

Lester B. Pearsonは、世界中の若者がお互いのことを知り、理解することが国際平和への第一歩であるとし、ピアソンカレッジを、若者が国際的な相互理解をやしなうための場として創立したのです。

 

自然に囲まれた環境

 

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湾に浮かぶ教室と桟橋

 

ピアソンカレッジの山と海に囲まれた珍しい立地も、そこに通う生徒たちの経験を豊かにすることに大きく貢献しています。

 

自分はMarine Science(マリン・サイエンス=海洋学)をIB科目の一つとして選択しています。この授業では、海に隣接する立地を生かして砂浜や干潟、昆布の森を船で訪れる、体験的な授業を受けることができます。

自分も、海洋学の最終試験を、カレッジが所有するRace Rock (レース・ロック)という島で、アシカやカモメとともに行いました。

日本では全く考えられなかった経験です。

 

他にも、生徒は、アクティビティーの一つとしてハイキングをしたり、ダイビングを学んだりすることができます。

 

天気のいい日には、自分はよく友達と周りの森を散策/探検します :)

 

 実際にピアソンに行きたい!

 

ピアソンで高校生活を送る

ピアソンカレッジでの2年間の経験は、自分の人生を大きく変え、将来の可能性を広げる助けになりました。

高校1年生の方は、ピアソンに限らずとも、絶対的にUWCに応募することを強くお勧めします。(ちなみに、UWCでは最大で返済不要の全額奨学金をもらうこともできます!)

UWCの応募に関して詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ

 

ピアソンのサマーキャンプに参加する

 

ピアソンカレッジでは、毎年夏にPSYL (Pearson Seminer on Youth Leadership) というサマーキャンプが行われています。

公式ホームページ(英語)はこちら


PSYL 2019は、7月14日から8月3日15歳〜18歳に向けて行われます。

ピアソンカレッジのキャンパスで、リーダーシップについて多様な側面から学ぶ貴重な3週間です。自分は参加したことがないので詳しいことは言えませんが、自分の親友がが昨年アニメーター(企画ボランティア)として参加しました。

I was so amazed by how much participants grew and change during the 3 weeks! (参加者たちが3週間で大きく成長して変わっていったのにはすごく驚いたよ!)

対象年齢の方はぜひ応募してみてください!

 

One Worldを見に来る

 

ピアソンではOne World(ワン・ワールド)というショーを年に1回ビクトリアのシアターで行なっています。 世界中の伝統的な踊りや歌などが全部一つに凝縮しているパフォーマンスです。

ピアソンカレッジは演劇やダンスに特化しているわけではないので、プロではない普通の生徒たちが作り上げるショーですが、世界にたったひとつのショーなので、毎年見にくるというファンもいるくらいです。

毎年3月ごろに行われているので、カナダ旅行のついでに足をはこんでみてはいかがでしょうか。

One World については、また別の記事で詳しく書こうと思います!

 


 

ピアソンカレッジでの生活は、何気ない1日でさえもが学びに満ち溢れています。普段は気がつかなくても、昔の自分とを比べてみると、日本にいた時の何十倍ものスピードで、日々成長していると感じています。

 

それでは今日はこの辺で!ありがとうございました。

 

ピアソンカレッジのユニークさが、少しでも伝わっていれば嬉しいです!